韓ラムテク社が工場増築へ、半導体素材の国産化流れで業績好調

半導体

韓国ラムテクノロジー社は、半導体、化学素材の国産化に伴う新規生産や工場増設のため、第三者割当増資などにより、計215億ウォン規模の資金調達を実施すると5日に公示した。 同社は新工場の建設を推進する計画である。

ラムテクノロジー側は「工場の増設によりエッチング液(Si3N4エッチング液、SiO2エッチング液)などの化学素材製品の国産化し、品質と単価の面でグローバル競争力を備える」とし「今年第3四半期から自然酸化膜エッチング/洗浄液の売上高が本格的に発生し、また、今後の継続的なシェア拡大と業績改善が表示される見通しだ」と説明した。

2001年に設立されたラムテクノロジーは、半導体製造工程の核心材料であるエッチング液、剥離液、洗浄液などの半導体産業の核心的な有・無機素材を製造する企業だ。最近はLCD、OLED、2次電池、太陽電池などIT関連産業の全分野に事業を拡大しているという。

日本による半導体・ディスプレイの核心素材(フォトレジスト、高純度フッ化水素、フッ素ポリイミド)の対韓国輸出管理強化により、毎月2000トンに達していた高純度フッ化水素の輸出手続が厳格化された結果、半導体素材・部品・ 機器の国産化の必要性が持ち上がった。

韓国政府は、毎年、これら該当する企業に2兆ウォン以上を投資して、本格的に育成す方針を掲げ、グローバル半導体メーカーも国産化技術を確保したラムテクノロジーのフッ化水素を量産ラインに投入。

これにより、ラムテクノロジーの第3四半期の業績が前年同期比で急激に上昇したことが分かった。 今年第3四半期連結ベースの売上高は122億ウォンで、前年同期比41%増加した。 第3四半期の営業利益と当期純利益は、それぞれ16億ウォン、12億ウォンを記録し、前年同期比でそれぞれ116%、191%上昇した。

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