LGが人口知能テレビを発表へ

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LG電子が米国ラスベガスで開催される世界最大の家電・IT展示会「CES 2020」において、人工知能プロセッサである「アルファ9第3世代(α9Gen3)」を搭載した8K TVの新製品を披露する。

「アルファ9第3世代」は、2019年「アルファ9第2世代」よりもデータ処理速度、学習アルゴリズムなどが向上した。
この人工知能のプロセッサは、「ディープラーニング」アルゴリズム技術をベースに百万人以上の映像、数千万件の音情報を学習した後、元の映像と比較分析し、画質とサウンドを自動的に最適化するという。
「アルファ9第3世代」は、画面の中に登場する人物の顔とテキストをそれぞれ認識し、最適化された画質を実現するという。 たとえば人の顔などは、肌のトーンを自然に、表情はディテールに表現してくれる。 テキストの枠の部分は、より明確に示すとのこと。
この人工知能プロセッサは8Kアップスケーリング機能もサポートする。 2K(1920X1080)と4K(3840X2160)解像度の映像を8Kレベルの画質にアップスケーリングして、より鮮明な映像を提供する。
再生映像のジャンルも認識し、スポーツ、映画、アニメなど、それぞれのコンテンツに最適化された画質を示す。 ユーザーはジャンルの設定を個別に変更する必要がないという。
LG電子は、「ディープラーニング」アルゴリズムに基づいて人工知能のサウンド機能も大幅に強化した。 映画、音楽、ニュースなど、再生中のコンテンツのジャンルを自ら分類し、各ジャンルに最適化された音質を実現する。 ニュース映像が出てくるときは、声をより明確に聞かせ、映画を観るときは効果音をより強力に再生する。
LG電子は、読者のプラットフォーム、Web OSのグローバル人工知能「グーグルアシスタント(Google Assistant)」と「アマゾンアレクサ(amazon alexa)」を搭載し、アップルの「エアプレイ2(AirPlay 2)」と「ホムキット(HomeKit)」 サービスを連動させた。 ユーザーは、さまざまなプラットフォームを使用することで、より強力な人工知能を体験することができる。
2019年に初めて登場した人工知能のホームボード機能を音声でも利用することができる。 ユーザーがTVと離れていても、音声コマンドでLGシンキュ家電などの人工知能ホームボードに接続された機器を簡単に操作することができるという。
LG電子HE事業本部長パク・ヒョンセ副社長は「リアル8K」の解像度はもちろん、より強力になった人工知能プロセッサ・アルファ9第3世代を搭載した8K TVを前面に出すことで、次元が異なる他画質とサウンド体験を提供する」と述べた。

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