中央処理装置(CPU)をはじめとする非メモリー分野の強者である米国インテルがNAND市場でのシェアを伸ばしている。毎日経済新聞などが報じている。
3日、市場調査機関Dラムエクスチェンジによると、今年第3四半期、インテルの世界NAND市場シェアは10.9%でSKハイニックス(9.6%)を上回る5位だった。
昨年第3四半期のNAND市場シェアが6.4%にとどまったインテルは、四半期ごとに着実に売上高を増やし、今年第3四半期までのシェアが持続的に成長。
特に、今回の第3四半期には、ソリッドステートドライブ(SSD)の販売が急増し、NANDの売上高は前四半期比37.2%増加し、競合他社の売上高の増加率を圧倒したという。
業界関係者は、「インテルの売上高増加率が、他のメーカーよりも圧倒的に高いことは、それだけ競合他社よりも生産量が高くなったものと見なければならない」と説明したという。
また、「将来的には、インテルがCPUとメモリを統合したワン(one)チップの形態の製品を開発することもできる」とし「そうなれば、韓国の半導体企業には大きな脅威になるだろう」と説明したとのこと。
SKハイニックスとインテルのシェア逆転は一時的な現象とする見方もある。 業界によると、SKハイニックスは次世代製品に工程を移行する過程で、生産減少の影響が続いたとの見方を示す。
一部では、インテルの次世代メモリ事業拡大の動きについて、既存のメモリ市場を全体的に脅かすほどの破壊力はないという評価も出ているが、まだ正確な見通しは分からないようだ。